2007年12月29日 (土) | 固定リンク | | トラックバック (0)
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『見通しの良い道』を監督した大門未希生です。ユーロでの上映、本日で最終日となりました。ご来場いただいた方々ありがとうございました。
何かバチが当たったんでしょうか上映が始まった、ちょうどその日から体調を崩し寝込んでいました。一時期は流行りの麻疹ではないかとの疑いもあったんですが本日の最終日には何とか回復し、熱気渦巻く劇場にて作品を鑑賞するという貴重な体験をする事が出来ました。
キャストはいつの日にかと思っていた憧れの方々に出演していただく事が出来ました。彼らは、そこに存在するだけで何やら得体の知れぬオーラが周囲を取り囲んでいました。僕は憧れの人を前に、ただただ緊張し、逃げ出したい思いを何度となくしました。実際ちょっと休憩と言って逃げ出した事もあるんですが、そんな僕の至らなさにスタッフは「見通しの甘い道」(「見通しの良い道」ではなく)と陰でささやきながらも、それでも皆が皆、全力で作品に向き合ってくれたと思います。豪華キャスト陣もそんな僕らに恐らく呆れながらも、そのような気配は全く見せず、僕らの予想を遥かに上回る芝居を繰り広げていきました。
結果、こうして皆様に見てもらえる形になった事を大いに喜びたいと思います。何か現場の雰囲気が伝わっていたら幸いなんですが、、、今後とも良い作品作りを目指し精進しますので、どこかで芸大生の名前を見かけたら、その時は、よろしくお願いします。
2007年6月 2日 (土) | 固定リンク | 監督 | トラックバック (0)
はじめまして。
『レスラージャンヌ』の撮影を担当した飯岡です。
『レスラージャンヌ』の現場は、監督の渡辺さんも書いていますが、スタジオに建てられた監禁部屋のセットでの撮影が主になりました。「狭い」とゆうこと、それから「身体」とゆうのはあまり撮った事がなく、私にとっては難しい対象でした。
しかし実際撮影に入ってみれば、素晴らしい美術、照明による監禁部屋がそこにあって、その中に実際にプロレスラーである浦井さん=ジャンヌが居て、私のこう撮ろうか、ああ撮ってみようかとゆうちまちましたアイデアなどは全くふきとんでしまったのでした。カメラの前で起こる事を見誤らずに見て、そのように、撮ればいいのだ。と、思えたのでした。
試合のシーンの撮影では、浦井さん、AKINOさんの迫力と、お二人がその動きの「見せ方」を完全にわかってらっしゃるとゆうことに、プロだなあと(あたりまえですが、)いたく感動したものです。
今昔物語、上映本日までです。
是非劇場に足を運んで下さい。
2007年6月 1日 (金) | 固定リンク | 他スタッフ | トラックバック (0)
今昔物語、第三話「見通しの良い道」の撮影を担当しました北川です。
ブログというのは初めてでして、何を書いたらいいのかよくわからず3日悩みました。
とにかく今回の撮影では豪華なキャストの方々に出演していただいたのが、
とても大きな経験を得た。というよりも何か大きな”モノ”を感じた。ということを経験できたように思います。
それは現場ではプレッシャーでもあり、牽引力でもあり、精神面にとても大きな影響がありました。
また実際に写しとられた現実にもそれがあり、スクリーンに映し出されていました。
改めてキャストの皆様、出演していただきありがとうございました。
そしてスタッフの皆様もお疲れさまでした。
ということで次のリレーは「レスラージャンヌ」の撮影の飯岡さんに。
2007年5月31日 (木) | 固定リンク | 他スタッフ | トラックバック (0)
はじめまして。『渚にて』で撮影を担当しました古屋志乃です。
この作品は、監督とイメージを固めていくなかで、緑を綺麗にみせようということになりました。撮影がちょうど6月くらいかな?
新緑が美しい季節だったわけです。撮影時には、自然光の綺麗さを感じるとともに、撮影上の難しさを感じました。初めてのフィルム撮影で緊張の連続でしたが、私は、納得のいくカットが撮れたと思っています。
ロケハンで横浜を自転車で駆け巡ったことが思い起こされます。
中華街で肉まん食べましたねー。このロケハンで横浜にだいぶ詳しくなったなぁ。
役者さんたちもイメージを膨らませてくれるような方たちで、リハーサルや衣装合わせが本当に楽しみでした。衣装を身につけた役者さんたちを見ては、「いいねいいね、すてきだね」ってものすごく興奮してました。
精一杯作った作品ですので、多くの人に観てもらいたいです。
監督、役者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。そして本当にありがとうございました。
それでは、「見通しの良い道」で撮影を担当の北川君にパスするよー。
北川君よろしく。
2007年5月28日 (月) | 固定リンク | | トラックバック (0)
『渚にて』を監督した加藤です。
いよいよ昨日から始まりました。
『新訳 今昔物語』はちょうど1年前に撮影しました。準備含めて1ヶ月で4本、スタッフはそれぞれの作品を掛け持ちしながら、監督たちも他の組の助監督をやりながらと結構ハードコアな現場でした。
映画は完成するまで実に多くの人たちが関わります。作品が出来上がり、公開となると今度はさらに多くの人が「見る」という行為によって関わっていきます。そうして、ようやく映画は完成するのだと思います。
まだ始まったばかりです。みなさん、ぜひ劇場に足を運んで『新訳 今昔物語』に参加してください。
次はスタッフから、撮影の古屋さんにお願いします。
加藤監督が沈黙を続けているので割り込みます。
『見通しの良い道』の脚本を書いた和田清人です。
脚本というのは、ある意味でとても自虐的な作業かも知れません。いくら脚本段階で具体的なイメージを持っていたとしても、実際に立ち現れてくる映画がそれと一致することは決してないからです。ロケーション、天候、ときにはキャスト/スタッフの心理状態まで、映画は残酷に映し出します。
今回の作品は、柳ユーレイさん、つぐみさん、菅田俊さんをはじめ、素晴らしいキャストに恵まれました。彼らの身体/声を通して、僕の想像していたよりもずっとスリリングな映画が生まれました。脚本家にとって、これほど嬉しいことはありません。もちろん、スタッフの力も大きかった。夜の屋外シーンばかり書いたせいで、ずいぶん現場に負担をかけてしまったと思います。多くの人の力によって、映画が脚本を踏み越えていくことの愉しみを、僕はこの映画で発見しました。
少しだけ『見通しの良い道』の発端の話をします。
原作ベースで一度書いたものが企画として実現不可能になり、僕と監督の大門さんは途方に暮れました。その時、大門さんが「同じ言葉を言っているのに、まったく意味が変わってしまうような作品にしたい」と言いました。ふとテレビのニュースで耳にする交通事故の常套句を思い出しました。「現場は見通しの良い片側2車線の道路で、云々」。ああ、これは使えるかも知れない。そんなちょっとしたきっかけから、脚本があっという間にできました。日常的な報道の中から、非日常的なジャンルの映画が出来上がったというのも、いま思えば妙な話です。
僕と監督の会話の中で、フェリーニの『悪魔の首飾り』をはじめとするいくつかの映画の固有名詞があがりました。実際に『見通しの良い道』には様々なリファランスがあると思います。僕らが映画を作るとき、映画史をまったく無視することはできません。過去の作品に触発され、かつ束縛されながら、反発すること。それは、いま映画をつくる後発世代の宿命だと思います。僕たちが役者さんの力を借りて、どれだけジャンル映画の枠組みの中で闘えたか。ひとりでも多くの方にスクリーンで目撃していただければ幸いです。
長くなりましたが、今度こそ加藤監督にお願いします。
加藤監督の前に割り込み、再びプロデューサーの筒井です。本日、藝大映画週間@ユーロスペースの2日目でした。満員です。立ち見です。エライことです。もちろん、関係者、その親戚やら友人やら、外部スタッフの方々といったメンバーもいらっしゃってはいるのですが、一般のお客様もチケットを購入し、大挙して押し寄せて頂きました。大袈裟な表現ですが、とても関係者のみで埋まる席数ではありません。本当に、ご来場頂いた皆様、ありがとうございます。上映に先立って、山根貞男さん、中原昌也さん、黒沢清さんに、登壇頂いた、トークショーも立ち見が出るほどの大盛況でした。ん~・・・逆にプレッシャーですね。
そんな、観客の中に、なんと(!)本日は、篠山紀信先生がお見えになっていました。写真は、篠山紀信先生、黒沢清教授、(本日上映された「心」の)月川翔監督の3ショットです。身に余る光栄です。
明日から、また新たな週が始まり、客足も厳しくなるんだろうな...と思いつつ、ひとりでも多くの方々にご来場頂ければ幸いです。映画でも観てみよっかな、と思うアナタ、どうぞ、初夏の夜のひとときを、渋谷はユーロスペースにてお過ごし下さい。邦画界にはばたく次世代のクリエイターたちの萌芽を感じて頂けることと思います。
リレー形式のブログなのに4日間も更新を滞らせてしまいました。
渡辺監督からバトンを受け取ったにも関わらず、完全に違うバトンを握ってました。
ヘッドフォンを片耳に、今夜も1MC月川翔です。
寂しい夜は映画を観にいこう。
『新訳:今昔物語』
5月25日〜6月1日
渋谷ユーロスペース(連日21時〜)
ちょうど渋谷で21時。
二人でサボタージュしにきてください。
一人でもいいんだよ。
僕だって一人さ。
かのスティーブン・スピルバーグも言ってましたよ。
「今昔みてシコ踏んで寝よっ」
って。
そんなスピルバーグに夜回り先生がかけた言葉が
「いいんだよ」
という名言です。
さて、続いては『渚にて』の加藤直輝監督にバトンタッチです。
加藤監督は芸大屈指のバトンをお持ちですが、『渚にて』ではキノコをめぐる冒険をフィルムに焼きつけていました。
制作期間中「光るキノコを探してる」というので僕が一番大切にしているキノコに蛍光塗料をまぶして見せに行ったんだけど一瞬でボツにされました。
思い出深い作品です。
では、加藤監督よろしくお願いします。
『レスラージャンヌ』監督の渡辺裕子です。
ブログを書くのは初めてで遅遅として筆が進みません・・・・難しいですね。
そういえば「今昔物語」の撮影は去年の今頃でした。『レスラージャンヌ』はそのほとんどが監禁部屋のセットで(監禁部屋は芸大の出来立てほやほやのスタジオに立てたセットでした)その名のとおりスタッフの皆は監禁部屋に準備撮影期間中、閉じ込められていたのでした。撮影中、家まで帰っている暇が無くて、カメラマンの飯岡さんがジャンヌの牢屋ベッドで寝ていたことが思い出されます。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれないですが、ジャンヌ役の浦井百合さんは本職の女子プロレスラーです。撮影当時は、デビューしたての新人さんでした。本人はまだまだ体ができていないと言ってましたが、女子プロに明るくない私は、新人らしからぬ浦井さんの雰囲気に感心したものでした。最近久々に、浦井さんの試合を見てきました。浦井さんの勇姿は、更にかっこよくなっていて一年の月日を肌身で感じました。それから浦井さんのデビューの頃の姿をフィルムに焼き付けることができて本当に光栄だなと思いました・・・。
次のバトンを「女の事情」月川監督に渡します。
ジャンヌ:監督 渡辺裕子